ニンテンドー3DSは2020年に生産終了となり、現在は中古品のみの販売となっています。
そのため価格が高騰している状況ですが、購入場所や方法を工夫することで、できるだけ安く手に入れることが可能です。
この記事では、3DS本体を安く買うための具体的な方法と、購入時に注意すべきポイントを詳しく解説します。フリマアプリから実店舗まで、それぞれのメリット・デメリットを比較し、あなたに最適な購入方法を見つけていただけるでしょう。
価格相場や中古品の見極め方も含めて、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
3DS本体を安く買う方法とは?価格比較と購入場所
3DS本体を安く購入するには、まず各販売場所の価格相場を知ることが重要です。現在、最も安く購入できるのはメルカリやヤフオクなどのフリマアプリです。次に安いのがハードオフやゲオなどの実店舗、そしてAmazonなどの通販サイトという順番になります。
ただし、安さだけで選ぶのは危険です。保証の有無や返品対応、商品の状態確認など、それぞれに特徴があるため、自分の状況に合った購入方法を選ぶことが大切です。
フリマアプリ(メルカリ・ヤフオク)での購入
メルカリやヤフオクは、3DS本体を最も安く購入できる場所です。個人同士の取引のため、中間業者の手数料がかからず、相場よりも安い価格で出品されることがあります。
価格目安:
- 初代3DS:8,000円〜11,000円
- 3DS LL:12,000円〜18,000円
- New3DS:18,000円〜25,000円
- New3DS LL:20,000円〜30,000円
メリット:
- 価格が圧倒的に安い
- 掘り出し物を見つけられる可能性がある
- まとめ売りでさらにお得になることがある
- 出品者との直接交渉が可能
デメリット:
- 動作保証がない
- 実物を確認できない
- 返品・交換が基本的にできない
- 詐欺や偽物のリスクがある
実店舗での購入方法
ハードオフ、ゲオ、ブックオフなどの実店舗では、実際に商品を手に取って確認できるため、安心して購入することができます。
ハードオフ
リサイクルショップの中でも特にゲーム機の品揃えが豊富で、価格も比較的安めです。店舗によって価格設定が大きく異なるため、複数の店舗を回ってみると良いでしょう。
価格目安:
- 初代3DS:11,000円〜15,000円
- New3DS LL:22,000円〜32,000円
特徴:
- ジャンク品も豊富
- 半年間の保証付き
- 店舗によって価格差が大きい
ゲオ
全国に1,000店舗以上を展開するゲオは、動作確認済みの商品を販売しており、初心者にも安心です。
価格目安:
- 初代3DS:9,500円〜12,000円
- New3DS LL:18,000円〜25,000円
特徴:
- 1週間〜1ヶ月の保証付き
- 動作確認済み
- 在庫検索システムがある
ブックオフ
本だけでなくゲーム機も多く取り扱っているブックオフ。状態による価格設定が細かく、傷があっても動作に問題ない商品を安く購入できることがあります。
価格目安:
- 初代3DS:22,000円前後
- New3DS LL:29,700円前後
オンライン通販での購入
Amazon、楽天市場、駿河屋などのオンライン通販でも3DS本体を購入できます。返品対応があるサイトが多く、安心して購入できるのが特徴です。
Amazon(中古品)
Amazonの中古品は、業者が出品していることが多く、品質が一定していることが多いです。ただし、価格はやや高めの傾向があります。
価格目安:
- 初代3DS:12,000円〜17,000円
- New3DS LL:25,000円〜47,000円
駿河屋
ゲーム専門の通販サイトとして有名な駿河屋は、福袋セットなど、お得な商品も多く販売しています。
価格目安:
- 初代3DS:10,000円〜13,000円
- New3DS LL:20,000円〜28,000円
中古3DS購入時のチェックポイント
中古の3DS本体を購入する際は、後で後悔しないために事前に確認すべきポイントがあります。特に液晶画面とボタンの動作は重要です。
液晶画面の状態確認
3DSの液晶画面、特に下画面はタッチペンで操作するため傷がつきやすい部分です。細かい傷程度なら問題ありませんが、黒い点や線がある場合は液晶の故障の可能性があります。
チェックポイント:
- 画面に黒い点や線がないか
- タッチ操作に反応するか
- 画面の明るさが正常か
- 色合いに異常がないか
液晶の交換修理は高額になるため、購入前の確認が最も重要です。
ボタンとスティックの動作確認
3DSはボタンの反応が悪くなりやすいゲーム機です。すべてのボタンが正常に動作するか確認しましょう。
確認すべきボタン:
- A・B・X・Yボタン
- 十字キー
- L・Rボタン
- スライドパッド(アナログスティック)
- STARTボタン・SELECTボタン
バッテリーの状態
中古品で気になるのがバッテリーの劣化です。背面カバーが膨らんでいる場合は、バッテリーが膨張している可能性があります。
チェックポイント:
- 背面カバーに異常な膨らみがないか
- 充電がきちんとできるか
- 充電の持ちはどの程度か
バッテリーは交換可能で、交換用バッテリーは3,000円程度で購入できます。
ヒンジ部分の確認
3DSは上下に開く構造のため、ヒンジ部分が壊れやすいです。この部分の修理は困難なため、購入前に必ず確認しましょう。
確認ポイント:
- 上画面がぐらつかないか
- 開閉がスムーズにできるか
- 固定位置で安定するか
付属品と充電器について
3DSの購入時に注意したいのが付属品です。特に充電器は重要で、機種によって最初から付属していないものがあります。
充電器の重要性
New3DS LL、New3DS、New2DS LLは、最初から充電器が付属していません。これは任天堂が「多くのユーザーがすでに充電器を持っているため」という理由で省いたものです。
対応充電器:
- 純正充電器(WAP-002)
- USB充電ケーブル(3DS専用端子付き)
- DSi以降のDS系充電器(すべて共通)
充電器が付属していない場合は、別途1,000円〜2,000円程度で購入する必要があります。
その他の付属品
確認したい付属品:
- タッチペン
- SDカード(32GB以下推奨)
- 説明書
- 外箱(将来売却時に価格に影響)
お得に購入するためのコツ
3DS本体をより安く購入するためには、タイミングや購入方法を工夫することが大切です。
購入タイミングを狙う
セールやキャンペーン時期を狙うことで、通常よりも安く購入できる可能性があります。
狙い目の時期:
- 年末年始の在庫処分セール
- 新学期前の3月
- 決算期の3月・9月
- 楽天の「5と0の付く日」(ポイント5倍)
- ブックオフの「ブックの日」(毎月29日)
セット商品を検討する
本体とソフトがセットになった商品は、単品で購入するより安くなることがあります。不要なソフトは売却すれば、実質的な本体価格を下げることができます。
セット商品の例:
- 本体 + 人気ソフト数本
- すぐ遊べるセット(充電器付き)
- ソフト福袋セット
複数の店舗で価格比較
同じ商品でも店舗によって価格が大きく異なることがあります。特にハードオフは店舗による価格差が大きいため、複数店舗を回ってみることをお勧めします。
避けるべき商品と注意点
中古品購入時は、トラブルを避けるために注意すべき商品があります。
改造品への注意
改造された3DSは、将来的に故障のリスクが高く、また改造品の販売は法的な問題がある場合があります。
改造品の見分け方:
- 本体に不自然なテープや接着剤の跡
- 内部の配線が切断・再接続されている
- 通常とは異なる動作をする
購入を避けるべき商品
避けた方が良い商品:
- 子供が使用していた形跡がある本体(シール多数貼付など)
- 動作未確認のジャンク品(修理技術がない場合)
- 改造済みと明記された商品
- 写真が不鮮明で状態がよく分からない商品
保証と返品について
中古品購入では、保証内容を事前に確認することが重要です。
各販売場所の保証内容
実店舗の保証:
- ハードオフ:半年保証
- ゲオ:1週間〜1ヶ月保証
- ブックオフ:店舗保証あり
フリマアプリ:
- 基本的に保証なし
- メルカリは一定条件下での返品制度あり
通販サイト:
- Amazon:マーケットプレイス業者による
- 楽天:各ショップの規定による
任天堂の保証について
残念ながら、中古で購入した3DSは任天堂の保証対象外です。保証書があっても、新品で購入したものでない限り修理保証は受けられません。
まとめ:あなたに最適な3DS購入方法
3DS本体を安く購入する方法は複数ありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。最も安いのはメルカリやヤフオクなどのフリマアプリですが、リスクも高いのが現実です。安全性を重視するなら、保証付きの実店舗での購入がお勧めです。ハードオフやゲオなら、実際に商品を確認してから購入できるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。購入前には必ず液晶画面とボタンの動作を確認し、付属品の有無もチェックしてください。特に充電器が付属していない機種があることは忘れずに確認しましょう。価格だけでなく、保証内容や返品対応も考慮して、あなたの状況に最も適した購入方法を選択することが大切です。現在の3DS市場は供給不足により価格が高騰していますが、適切な方法で探せば、まだまだお得に購入することが可能です。