AQUOS wish4は、シャープが2024年7月に発売したエントリーモデルのスマートフォンです。
「なぜこんなに安いの?」「安いけど大丈夫?」と疑問に思う方も多いでしょう。AQUOS wish4が安い理由は、高性能なプロセッサや高解像度カメラなど、コストのかかる部品を必要最小限に抑えた「エントリーモデル」として設計されているからです。
しかし、安いからといって使えないわけではありません。スマホデビューやシニア世代、2台目のスマホとして十分な機能を備えています。
この記事では、AQUOS wish4の価格の秘密と、実際に使ってわかったメリット・デメリットを詳しく解説していきます。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
AQUOS wish4はなぜ安いのか?4つの理由
理由1:エントリーモデルとしての位置づけ
AQUOS wish4が安い最大の理由は、「エントリーモデル」として設計されていることです。エントリーモデルとは、初心者や基本的な機能で十分な人向けに作られたスマートフォンのことです。
高性能なプロセッサや高解像度カメラ、有機ELディスプレイなど、コストのかかる部品を使わず、必要最小限の機能に絞ることで価格を抑えています。
理由2:プロセッサとメモリの低スペック化
CPUはDimensity 700を搭載しており、最新の高性能チップと比べると処理能力は控えめです。また、メモリ(RAM)も4GB、ストレージも64GBと、必要最小限に抑えられています。
この控えめなスペックが、製造コストを大幅に削減する要因となっています。
理由3:カメラ性能の簡素化
AQUOS wish4は5,010万画素のメインカメラと800万画素のインカメラを搭載していますが、高級機によくある超広角カメラやマクロカメラ、望遠カメラなどの複数レンズ構成ではありません。
カメラ1つでコストを抑えながらも、日常使いには十分な写真撮影が可能です。
理由4:大量生産によるコスト削減
AQUOS wishシリーズは、スマホデビューやシニア世代に人気の高いシリーズです。大量生産することで1台あたりの製造コストを下げ、お手頃な価格で提供できています。
キャンペーンでは1万円台での購入も可能!
AQUOS wish4の基本スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
ディスプレイ | 6.6インチ HD+液晶(1,612×720ピクセル) |
プロセッサ | MediaTek Dimensity 700 |
メモリ(RAM) | 4GB |
ストレージ | 64GB(microSD対応) |
メインカメラ | 5,010万画素(手ブレ補正対応) |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 5,000mAh |
重量 | 約190g |
防水・防塵 | IPX5/IPX7・IP6X |
OS | Android 14 |
AQUOS wish4のメリット(良い点)
1. 優秀なバッテリー持ち
AQUOS wish4の最大の魅力は、5,000mAhの大容量バッテリーです。「バッテリー持ちがよい」と評判で、「7日間、週1充電でも使える電池持ち」という優秀さです。
普通に使っていれば、2-3日は余裕で持つので、充電回数を減らしたい方にはとても便利です。
2. 大画面で見やすい
サイズは6.6インチと、だいぶ大きくなりました。前モデルのAQUOS wish3と比べて画面が大型化し、文字や写真がより見やすくなっています。
特にシニア世代や文字を大きく表示したい方には、この大画面は大きなメリットです。
3. おサイフケータイ対応
安価なエントリーモデルでありながら、おサイフケータイ機能を搭載しています。電子マネーでの支払いが日常的に利用でき、便利です。
4. 防水・防塵対応で安心
IPX5/IPX7の防水とIP6Xの防塵性能を備えており、雨の日や水回りでも安心して使えます。日常使いでの安心感が高いです。
5. 長期間のOS更新保証
最大2回、最新OSへのバージョンアップが適用されます。安価な機種でありながら、長く安心して使える点は評価できます。
6. シンプルで使いやすいデザイン
miyake designが監修した洗練されたデザインが特徴で、シンプルでスタイリッシュな見た目が人気を集めています。スマホデビューの方でも迷わず使える分かりやすい設計です。
AQUOS wish4のデメリット(気になる点)
1. 処理性能の低さ
AQUOS wish4の処理性能は高くありません。標準価格2万円代の格安スマホとして、妥当なレベルと考えるべきです。
重いゲームアプリや複数のアプリを同時に動かすと動作が遅くなる場合があります。高負荷なゲームをプレイする際は最低画質の設定をおすすめします。
2. ディスプレイの明るさ不足
「画面が暗い」という口コミや、晴天下で画面を見ると、最大輝度でもかなり暗く感じましたという報告があります。
屋外での使用時には見づらさを感じる場合があるので、注意が必要です。
3. カメラの夜景撮影性能
「夜景撮影ではノイズがのる」という気になる口コミが存在します。明るい場所での撮影は問題ありませんが、暗い場所での撮影には限界があります。
4. ストレージ容量の少なさ
内蔵ストレージが64GBと少なめです。写真や動画を多く保存する方は、microSDカードでの容量拡張が必要になる場合があります。
通常使いなら問題ありませんが、動画を多く撮影したいという人には向いていません。
5. ワイヤレス充電非対応
AQUOS wish5はワイヤレス充電非対応です(wish4も同様)。有線での充電のみとなるため、ワイヤレス充電に慣れている方は不便に感じるかもしれません。
実際の使用感・口コミ
どんな人におすすめ?
AQUOS wish4がおすすめな人
・スマホデビューの方
・シニア世代の方
・2台目のスマホを検討している方
・電話・メール・SNSが主な用途の方
・バッテリー持ちを重視する方
・コストを抑えたい方
AQUOS wish4をおすすめしない人
・高性能ゲームをプレイする方
・カメラ性能を重視する方
・動画撮影を頻繁にする方
・複数のアプリを同時に使う方
・屋外での使用が多い方
競合機種との比較
同価格帯の他機種と比較
同価格帯のスマートフォンと比較すると、AQUOS wish4は特にバッテリー持ちと使いやすさで優位性があります。一方、処理性能やカメラ性能では他機種に劣る場合があります。
購入前には、自分がスマートフォンで何をしたいかをしっかり考えて選ぶことが大切です。
購入前に知っておきたいポイント
キャンペーン情報をチェック
販売店によって価格は異なるため、キャンペーン情報などを事前に確認しておくとよりお得にご購入できる可能性があります。
特に乗り換えキャンペーンでは、一括1円で買える場合もあるので、各キャリアの最新情報を確認しましょう。
実機での確認がおすすめ
特に画面の明るさや操作感については、できれば店頭で実機を触ってみることをおすすめします。自分の使用環境に合うかを確認してから購入すると安心です。
まとめ
AQUOS wish4が安い理由は、エントリーモデルとして必要最小限の機能に絞り、製造コストを抑えた設計にあります。高性能なプロセッサや複数のカメラなど、コストのかかる部品を使わないことで、お手頃な価格を実現しています。
確かに処理性能や画面の明るさなど、気になる点もありますが、スマホデビューやシニア世代、基本的な機能で十分な方には十分な性能を備えています。特に5,000mAhの大容量バッテリーによる優秀な電池持ちは大きな魅力です。
「超高性能よりも、ちょうど良い性能」を求める方にとって、AQUOS wish4は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。購入前には自分の使用用途をよく考え、実機での確認もおすすめします。安くても安心して長く使えるスマートフォンとして、多くの方に愛用されています。